第12話 長崎県『福砂屋 カステラ』
寛永元年(1624年)の創業以来、一貫して不変のものがあります。手づくりによる製法です。その支柱となるものが職人の「手わざ」です。永い時の積み重ねの内に鍛え抜いて会得した技術と言えるものです。
卵の手割りに始まり、泡立て、混合、撹拌、釜入れ、焼き上げまで、ひとりの職人が一貫して責任を持ちます。
時代の逆を行くこのような手間のかけ方こそが、ふっくら、しっとりコクのある甘みと風味を生み出す。
独特の食感をもつカステラ…
今回、ご紹介するのは『福砂屋』のカステラ
販売価格 ※0.6号 1,188円(税込)
※サイズ有。詳しくは→http://www.fukusaya.co.jp/item/castella.html
精選吟味した添加物を一切使用しない厳選材料を用いています。シンプルな素材を生かすのが長年受け継がれてきた、妥協を許さない職人の「手わざ」だといえるでしょう。
また、素材の中でも、卵には、格別のこだわりがあるようです。生産から保管管理、季節ごとの色、白身の状態に合った技術などあらゆる英知がそそがれています。なんと、水、ミルク、添加物は一切使用されていません!
ベテランの職人はこう話します。「撹拌する際、シャリッというザラメの音がかすかにします。この音を聞きながら、長年のカンで混ぜ加減を調節します。ザラメが全然溶けないのもいけないし、溶けすぎてもいけない。ザラメ糖がすり減らされながらも、カステラの底に残るように努めています。生地作りが全てといっても過言ではありません。おいしさにこだわる事が私たちの誇りです」と。溶けたザラメ糖はコクにつながり、上品な甘味へ変わり、角を磨り減らされて底に残ったザラメは心地良い口あたりを伝えています。
これぞ、長崎県民に一番お馴染みといっても過言ではないでしょう。
卵の濃厚な風味と凄くしっとりとした生地が、最高に美味しいカステラです。
なんと言っても下の面にあるギッシリ、シャリシャリなザラメがとても特徴的で必ずまたリピートをしてしまう福砂屋さんのカステラです。やっぱり安定していつ食べても、とても美味しい!!
長崎出身のわたしも、オススメのカステラ屋さんは?と聞かれた時にまず真っ先に出てくるカステラ屋さんは、福砂屋さん。店舗も長崎県内や空港で販売されているので、見つけやすくお買い求めやすいのも良いです◎
何年経っても変わらず、劣らず本当に美味しい長崎を代表するカステラです。大好きー⭐︎特にザラメツウの方にはお勧めしたいカステラのひとつです。
一釜一釜、熟練の職人が技と勘で仕上げますので一釜一釜厳密に言うと味・色など異なります。「ふっくら、しっとり、最後にシャリッ」という独特の感触、コクのある甘みと懐かしい風味を角がすり減らせたザラメから感じてください。長崎カステラの伝統の味わいを、福砂屋は手作りで伝え続けています⭐︎
しっとり度
ザラメ感
生地の風味
商品名 | 福砂屋 カステラ |
原材料 | 鶏卵、砂糖、小麦粉、水あめ |
販売者 | 株式会社 カステラ本家 福砂屋 |
住所 | 長崎県長崎市大工町3-1 |
電話 | 095-821-2938 |
HP | http://www.fukusaya.co.jp |