西日本放浪の旅② 2日目〜パワースポット焼火神社へ〜


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2016年4月16日

 

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焼火展望台で無事に美しい隠岐の島の朝焼を拝み、すっかり朝の色になった空。
行き道に不安だった暗闇の山道の足元も明るくなり、同時に心に余裕も生まれてきたところで、下山途せっかくなので焼山神社へと立ち寄ってみることにしました。

 

 

隠岐の島パワースポット焼火神社


6:23

焼火神社は、島前の西ノ島における最高峰、焼火山(452m)の8合目辺りに鎮座しており、日本神話に登場する神様である天照大御神(アマテラスオオミカミ)が祀られている神社です。

駐車場からそこそこ険しい林道を15分ほど登って来ないといけないので、参拝に行くまでが結構大変…そんな気軽には参拝に来れなそうな焼火神社ではありますが、1732年改築の社殿は隠岐最古で1992年に国指重要文化財に指定されている、とても歴史深い神社なのです。

 

さらに注目なのは、焼火神社は隠岐の島のパワースポットだということッ!!「パワースポットだ」と聞いたら、ナンダカンダで大変な道のりが有り難みに変換されました。

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もちろん欲深な深沢はパワースポットに目がナイので、聞きつければエネルギーを吸収する為にならば、基本どこへでもパワースポット狩りへ行きます(^O^)

 

 

なかなか辿り着かない社殿


駐車場から林道を登っていくと、右手側に青胴製の参道入り口である鳥居が見えてきます。

takuhiyama-nisinosomatyou-211出典:http://www.geocities.jp/houshizaki/takuhiyama-nisinosimatyou.htm

 

スヌーピーみたいなタレ耳が特徴的な狛犬と水がカラッカラに枯れている手水舎も。

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鳥居を潜り抜け「やっと神社に着いたぁー」と着いた気になっていたものの、全然神社らしきものが見えてきません…。どうやら一番奥地まで行かないと焼火神社には辿り着けない模様。

 

石垣越しに見えてくのは大きく立派な社務所。ココの横道も通過〜

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ちなみに、この社務所では旧正月の年篭りの時に、千人ほどの参詣人が火を待ちながらたむろしたり、また、江戸時代には巡見使が400人以上の家来を率いて参拝した記録も残っているんですって。

 

 

「あー遠い…」

文句が口から出かけたその時、神社らしきものが見えてきましたーー!!!

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なんだこの不思議な雰囲気!!!
パワーを感じる(気がする)なぁ
〜!!

 

 

社殿より手前にあるのは、たくましく貫禄のある多分ご神木と思われる老杉の木。

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社殿はピカピカで派手という訳ではなく、古さを感じさせる神社なのですが、とても強そうな存在感を放っていました。(あと下が崖なので全体を入れた写真が撮れません。)

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個性派な本殿


 

「う!!埋もれとる!!!」

まず真っ先に皆さんも目に付いたのはコレでしょう。たまたま(パワースポットだと聞いたから)立ち寄り、焼火神社がどんなものなのか情報もゼロで知らずに来たので、私も予想外の埋もれスタイルと想像を上回った雰囲気に、とにかく圧倒されてしまいました。

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もう屋根なんかは3分の1くらい岩穴の中に入っちゃってます。
この佇まいが本当に圧巻!!!山腹の岩窟に半ば埋もれるように、また見方を変えれば、しがみついているようにも見える、この祠が焼火神社の本殿部分です。

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この焼火神社の本殿。埋もれているだけでなく他にも面白い情報が。
1732年頃の当時としては画期的な建築方法で先に大阪で木造りをし、鳥取県米子市の大工が現地で組み立てるという珍しい方法で建てられたそうなのです。なるほどなるほど、現代でいうところの「プレハブ」みたいな感じですね。

もうひとつは、参道側から目に入る西側面のみ彫刻装飾を施されていて、参道からは見えない北と東側面には、ななな、なんと。ほとんど装飾はないのだとか…。私も実際に見ていた時には、この手抜きなの?とも言えるトリックに全く気付きませんでした…。これは知らないと正面からは全くわかりません(笑)

 

 

珍しい通殿


本殿から、渡り廊下のように接続されて建てられているのは「通殿」と呼ばれる部分。
焼火神社の独特な構造により、床面や屋根が地形に合わせて傾斜しています。
そもそも通常、本殿から拝殿の間をつないでいる建物は「幣殿」「石の間」「相の間」等と呼ばれることが多く、これを「通殿」と称しているのはとても珍しいこと。

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そして接続された先にあるのが拝殿となっています。

本殿と拝殿は江戸時代に建築されたものですが、明治時代にかけてたびたび改修をしており、通殿は江戸時代以前から存在していた様ですが、現存のものは1902年の建築されたものだそうです。

 

 

西の方角を向いている拝殿


拝殿は参道に面する西側が正面になっていて、南側は断崖に乗り出す形の崖造となっています。本殿、通殿、拝殿は南北方向に一直線に並んでるのですが、焼火山の地形上の理由で拝殿の正面だけは西側に設けられているのです。

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その昔は現在のものよりも小規模だったので、南から本殿を拝むことが出来たそうですが、1902年に拡張改築したために、拝むスペースがなくなっちゃったのか、現在のようなスタイルになったそうです。まぁ確かに崖を背にして拝むのはハラハラしそうだしベスト参拝スタイルだと思います。

 

 

焼火神社は灯台


「ところで、焼火神社ってどうしてこんな崖っ淵なところに建てられたの?」

「なんの神様?」

この社殿から見える美しい海の景色がヒントになっていました。

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その原点となったのは、むかし昔の平安時代のこと。
海中に生じた光が数夜にわたって輝き、その後のある晩、焼火山に飛び入ったのを村人目撃。跡を辿り山を登ると薩埵(仏像)の形をした岩があったので、そこに社殿を崇め建てられるようになったと現代に伝えられています。

さらに、隠岐への航海中に遭難しかけた後鳥羽上皇が御神火で導かれたとも伝えられ、平安時代全国に海上守護神、航海安全の守護神として遠く三陸海岸まで信仰を集めた神社なのだそうです。まるで灯台のような神社とは、ストーリー性もあって面白い。

おまけに、船が難破しそうになった時に焼火神社の神様に祈念すると、海中より3筋の神火が現れ、その中央の光に向かえば無事に港に着けるらしいです。

うむ。知れば知るほど面白かった「焼火神社」

「帰りは船酔いしませんように」と(自分で言うのもなんですが)以外と控えめなお願い事を拝殿に手を合わせて祈り、パワーをたらふく吸い込んでおきました。

隠岐の島へ行ったら是非とも一度足を運んでみましょう!

 

ただ一人だと結構怖いので覚悟は必要

 

 

焼火神社公式HPはコチラ:http://www.lares.dti.ne.jp/~takuhi/

つづく

旅行 アイコン下

 


loco_bana

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2017-02-10 | Posted in 深沢旅行代理店No Comments » 

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