新三大夜景!!昼間に藻岩山で札幌を一望
4月3日 天気:くもり 気温:さむい カイロ:貼るカイロ4枚、靴カイロ2枚
今日は藻岩山へ行ってみたいと思います。
藻岩山といえば、2015年10月9日に神戸市で開催された「夜景サミットin神戸」において、札幌市は長崎・神戸とともに「日本新三大夜景」として認定されるなど、やはり夜景のイメージが強いのではないでしょうか?
勿論、私もそうです。
北海道へ降り立った4月1日の夜、小樽へ行った後にもいわ山で美しい札幌の夜景で1杯…(にっこり)なんて考えていたのですが、飛行機トラブルの件で時間ロスしてしまい、小樽でワッショーイしてしまった為、藻岩山は諦めてしまったのでした…。
夜景はもう無理だけど…。昼間にスケジュールが空いたので今回は、夜に負けない真昼間に行く藻岩山の魅力を探りに行ってみようと思います!!
藻岩山目指して出発
⏰12:30
今日は、すすきのからスタート!
すすきのから札幌市電の外回りに乗車し、29分(170円)。ロープウェイ入り口を目指します。
札幌市電は、内回り外回りとも約6〜7分間隔で運行。割と頻繁に来てくれます。
⏰13:10
ロープウェイ入り口(駅)に到着。この時間のせいか、以外と人通りも多くなく静か。
もうすぐ近くには、標高531mの藻岩山が見えています。4月だと、まだまだ雪山。
計画していた時は「登山道コースからもいわ山を登ろう」計画をしていたのですが、雪積もってるし、普通に無理でした!笑
そして、ここ「ロープウェイ入り口」乗り場から、信号を渡ってすぐのバス停で待っていると、「もいわ山麓駅」行きの無料シャトルバスがお迎えに来てくれ、ロープウェイ乗り場まで送ってくれるので便利です。シャトルバスは15分間隔で運行中。料金は無料。
無料シャトルバス
⏰13:15
札幌の景色がプリントされたシャトルバスに乗り込みます。この時乗車したのは、私と外人さん2人1組のみ。夜は混みそうですが、昼間は貸切気分になれます。
藻岩山へ向けて出発ー!
乗車5分ほどで、もいわ山麓駅(ロープウェイ乗り場)へと到着!
わりと近いので、徒歩10分ほどあれば行けそうですが、行きは全て坂道になるのでやはりバスが楽で便利かと思われます。
もいわ山麓駅
⏰13:20
山麓駅に着くと、藻岩山のキャラクターであるモーリスくんがお出迎え。
ぽけーっとした顔がかわいい。
ここにはモーリスくんの記念スタンプ。
山麓駅の乗車券売り場にお姉さんがいるので、ここでロープウェイに乗るためのチケットを購入します。
もいわ山麓駅→もいわ中腹駅→もいわ山頂駅(展望台)
もいわ中腹駅までのロープウェイの料金は往復(大人)1,100円。
展望台やレストランへは、もいわ山頂駅まで行く必要があり、1度もいわ中腹駅で別のもーりすカー(ミニケーブルカー)に乗り換えるため、ロープウェイ + もーりすカー(ミニケーブルカー)のセットチケットを購入します。往復セット料金(大人)1,700円。
周辺マップで見てみると分かりやすいです。
チケットを購入したら、15分間隔を2台で運行しているロープウェイが次に来るまでしばらく館内で待ちます。北海道ってどこ行っても館内がかなり暖かくて助かる〜。
館内には親切にも気象情報がホワイトボードに掲示されていました。現在地点、気温6度。頂上に行けば4度…九州真冬の最低気温並みー!!
さらに風があるので体感温度はさらに寒そう。
ロープウェイ乗車
⏰13:30
発車時刻になり、係りの方へ乗車券を見せてロープウェイへ乗車します。
さっきバスで乗り合わせた外人さん達と、お父さんと1人のお子さんが1組。そして常連らしきスキー場へと向かう1人の男性、私、そして乗務員のお姉さん。と乗車定員66人に対し、7人という実にゆったりした機内空間で出発進行。
グングン登っていきます。
1,200mの距離を速度18キロで登っていくので、あっと言う間に札幌の街並みが小さくなってきました。
ちなみに、この藻岩山で使用されているロープウェイは2台ありますが、それぞれのカラーにはもいわ山に生息する動物がイメージされています。今乗車しているのはシルバー色=エゾフクロウ。もう1台はオレンジ色(上の写真)=エゾリスがイメージされているそうです。
左手に見えている、かなり気になる白い建物。
後々調べてみると、「札幌平和塔」という仏舎利塔でした。太平洋戦争の犠牲者の冥福と世界・日本の平和を祈る目的で、1961年に建立され、インドのネール首相から贈られた仏舎利が安置されているようです。
乗車約5分。もいわ中腹駅へと到着しました。
山頂へと近づくにつれ、雪の積もり方も深くなってきました。
そして次は、山頂駅へ向けてもーりすカーへと乗り換えをします。
もーりすカーも15分間隔で運行中。
もーりすカー乗車
⏰13:40
従来のチェアリフトに替わり、2011年12月23日の藻岩山観光施設リニューアルとともに開通したという、ミニケーブルカー。スイス製の森林体験型輸送システムであり、ロープウェイの駆動方式を利用した世界初の乗り物なのです。
藻岩山のキャラクターである「もーりす」という名前が付けられています。その「もーりすカー」がこちらの緑色のミニケーブルカー!おにぎりみたいなフレームが付いています。
観覧車みたいな乗り物ですが最大で30人は乗車可能だそうです。進行方向側をバックにして乗車。なんか…、、
富士急ハイランドのドドンパのスタート地点に似てる…!!(※右がドドンパ)
「3、2、1」でここから172kmで爆発的な速さでスタートしたら…と余計な想像をしてましたが、12.6kmの速度でソロ〜リ出発。スタート地点からゴールである山頂駅は、目と鼻の先ほどの約230mの距離。なんと、約100秒で到着します。(近。)
もいわ山頂(展望台)
⏰13:43
2階建ての思っていたよりも小さめな建物で、屋上が札幌の景色を一望できる展望台になっていました。周辺の環境を守るために、建物をできるだけ小さく設計されているそうです。
まずは山頂の空気を吸いに外へ出てみました。
寒〜い!!山頂にはチラホラお客さんもいました。
雪もめちゃめちゃ積もっています。普段雪なんてなかなか見れないので、寒くたって私のテンションは上がります。
ここで一旦、館内に戻り2階へ行ってみました。
2階にはレストランや軽食を買って食べれるカフェのようなスペースがありました。美しい山脈の景色を眺めながら無料で休憩ができるこのスペース!わたしも堪能してみることに。
目の前のテイクアウトできる売店で購入したのはじゃがいもとベーコン、コーン、チーズなどがマッシュされ棒状に焼かれた、北海道じゃが棒(400円)を購入。
これが私の中では真面目に、今回の北海道の道中でベスト3に入るくらい美味しかった。グラタンっぽいクリーミーな味です。
昼間だって星は見れるぞっ、藻岩山プラネタリウム
⏰14:00
今回、夜景を見るはずが昼間になっちゃってブーブー言っていましたが、さすが、藻岩山!!昼間だって星も見れて楽しめるスポットが。スーパープラネタリウム!!
しかも世界最高峰のスーパープラネタリウム 「MEGASTAR-IIB」っす!
料金は大人700円。
スターホール館内もやはりコンパクトで直径6メートルほどの小さめなドーム。ですが見応えがありました。20分間の放映でビーチチェアのような椅子に半分寝た状態でかなり寝れますいい感じでした。
スターホールでは、スーパープラネタリウムの他にも、札幌と藻岩山を3Dムービーで魅力的に楽しく紹介している3Dムービーも放映されています。しかもコチラはなんと、無料!
日中の時間帯のみ実地されており、夜には見ることは出来ないのでこれは、うれしいお昼の時間帯の特典ですね!
展望台へ
⏰14:30
そして最後に屋上3階にある展望台へ!
本来は、室内からそのまま展望台へ行くことが出来るのですが、この日は何かしらのメンテナンスで1度外へ出て階段から登っていきました。
屋上の展望台には、恋人たちの聖地である「幸せの鐘」がありました。たくさんの愛の南京錠が柵に取り付けられています。夜にはライトアップもされるそうなので綺麗かも。
そして札幌市街の景色がどーん!!
おお〜!!めっちゃ綺麗に見える!!
札幌市街の景色も、遠くには石狩平野や石狩湾も広がり、ビルの間には豊平川や円山、そして眼下には原始林も。本当に360度の大パノラマです!!絶景〜!
夜になると見ることのできない、日中ならではの特典がもうひとつ。
山頂の南西側には、樽前山(たるまえざん)、風不死岳(ふっぷしだけ)、恵庭岳(えにわだけ)といった支笏湖周辺の1000メートル級の山々が見られるのです!この素晴らしい山脈!
北西方面には手稲山(ていねやま)・朝里岳(あさりだけ)など小樽方面の山も望めます。
市街地の展望は魅力の一部に過ぎず、自然と一体化した街の姿を山頂からパノラマで観賞するのことが、日中ではできるのだっ!
下山
⏰15:10
山頂駅→山複駅→山麓駅へと下山していきます。
ちなみに、お土産などの販売店は中腹駅にあったので、帰りの乗り換えの際に購入することが出来ます。もーりすくんのグッズなどもありました。
また札幌市電やバス停までは、帰りも無料シャトルバスが送ってくれました。
実際行ってわかった、昼間に行く藻岩山の魅力
冬場は厳しいかもしれませんが、夏季には5つの登山道コースから藻岩山の自然を堪能しながら登ることができたり、日中ならではの無料スターホールの上映や、何と言っても遠くの石狩平野が見られたり、美しい山脈を見渡せる。明るいから故に「360度のパノラマ」を1度たりとも余すことなく楽しむことができました。そして日中は人が混んでいないので静かに待ち時間もなく過ごせたりもします。笑
ですが1番良さそうのは、夕方くらいに登って、サンセットを眺めながら夜景になっていく街並みを見るのが、ベストな藻岩山の楽しみ方かもしれません!
⭐︎藻岩山から札幌市街の夜景